e-scope 3-in-1は、オシロスコープ、FFTアナライザ(スペアナ)、信号発生器、の3つの機能をひとつにまとめたアプリです。
理科の教材や、趣味のオーディオ等、幅広く活用が可能です。
機能概要はこのビデオを見ていただくとわかりやすいと思います。
基本機能
http://youtu.be/WPm4Dbz0WAo
自動測定オプション
http://youtu.be/K6_stq_t2zQ
信号発生器とFFTアナライザを使用してオーディオ装置の周波数特性の観察もできますが、FFT同期スイープモードを使用することでリアルタイムでの周波数特性の観察が可能です。
本アプリで扱えるのものは、内蔵マイク、内蔵スピーカー及び、ヘッドホン端子出力とヘッドホン端子に接続されたマイクです。
(1)オシロスコープ
オシロスコープには3つのモードがあります。
*normalモード:基本となるモードで、音楽波形等を観察するのに適しています。
*Triggerモード:正弦波のような繰り返し波形に適したモードで、波形が流れずに静止した状態で観察できます。
上記ふたつのモードともに、画面を二本の指で、ピンチイン、ピンチアウトの操作をすることで、横軸の時間、縦軸の感度を変更することができます。
*Singleモード:打撃音のような単発の波形を観察するのに適したモードです。あらかじめ上記2つどちらかのモードで、時間軸と感度を適切なものに設定してから、Singleモードに切り替えてください。
信号が入力されると、黄色の波形が表示されます。この記録された波形はピンチイン、ピンチアウトで時間軸、波形の大きさを変更できます。また、時間軸を拡大した状態で、左右にスワイプすることで、表示を開始する時間の変更ができます。
(2)FFTアナライザ
入力された信号の周波数スペクトラムを解析することができます。
画面上部にピーク周波数とレベルが表示されるので、単一信号を入力した場合は簡易周波数カウンタとしても使用できます。
また、画面左下にTHD(歪み率)を表示します(画面上、一番大きな信号を基準とし、その高調波成分の2乗加算平方根したものとの比率を表示)。
分解能ボタンを押すことで、3種類の周波数分解能を選択することができます。
ピーク保持ボタンを押すと、現在表示している信号の最大値を保持し、赤色線で表示します。
(3)信号発生器
信号発生器は4種類の信号を発生することができます。
1Hz〜20kHzまでの正弦波、ホワイトノイズ、220Hz〜20KHzまで周波数が変化するリニアスイープとLogスイープの4種類です。
周波数及び、スイープ時間の表示されているエリアをタップするとドラム状のピッカーが表示されるので適切な数値を設定してください。
[FFT用に最適化]モードにしておくと、指定周波数をFFT分解能ごとに、FFT解析精度がもっとも高くなる周波数に自動変更します。
THDを精度よく測定したい時に使用してください。
周波数表示の時、0000を入力しても無視されますが、スイープ時間表示の時に000を入力した場合はFFT同期スイープモードになります。FFT同期スイープモードは、FFTの解析単位時間(0.1秒弱)毎に高速に周波数を変化させるモードです。
このモードでは周波数特性をリアルタイムに観察することが可能です。
Copyボタンを押すと、すべてのモードで、画面のキャプチャ画像をカメラロールに保存することができます。